関根勤
 といえばモンティ・パイソンアカデミー名誉学長(自称)であり、日本を代表するパイソンファンです。彼がテリーJの『エリック・ザ・バイキング』に出演してたってことも聞き及んではいました。でもこれは…これは…






 最強すぎる。(震)

 たまたまテレビをつけたら『ザ・ベストハウス123』を放送していてあまりのヒットに思わずおなかがよじれそうになりました。テリーJ自ら好き勝手しゃべっても良いって言ったそうですが、セリフの意味分かってたのかな…幾らなんでも酷すぎる(笑)
 まぁパイソンズもrとlの区別が分からない且いつでも原チャリに乗ってる日本人とか散々素敵なジョークをやらかしてくれてるので関根流の逆襲だったんじゃないかと睨んでおります。


 三谷幸喜がプレゼンテンターをして「外国人が演じた変な日本人」って奴の番外編だったんですが、本編もイイ。ショーン・コネリーはみんな知ってるよね(盲点だったけど)マーロン・ブランドも実物を見たことは無かったけど話は聞いてた。でもミッキー・ルーニーとか持ち出してくるあたりさすがマニアな三谷さんだなぁと感心(笑)変装どころかそもそも現代日本での知名度がどれくらいあるのかしらこの人。


 日本人の役を外国人に任せるなんて、キィ!という意見は時代遅れなのかもしれません(いや、流石に上のは常軌を逸していますが;)ハリウッドでもアメリカ人の役をイギリス人やオージーやらが平気でやってるわけだし…問題は「興味本位で描かれる自国文化」への嫌悪。許容ラインをどこまでにするか、というのは非常に難しい問題だと思います。たとえば、小土井は『キルビル』シリーズに関しての描写なんかまったく問題ないと思うのです。あれはあくまでタランティーノ監督のファンタジーだし、むしろ崇拝の念さえ伝わってきて背中がむずむずしてくるくらい。

 『ラストサムライ』とか諸に踏み込んで来るような奴はちょっと考えなければなりませんが、外国人も映画というメディアに映ってるもの全てが正しいと考えるほどバカチンではないと思うので、むしろそう信じたい。


 ついでに言うならば同じモンゴロイド系ならば映画史上最初で最後、チンギス・ハーンを演じたジョン・ウェインとかもぜひとも入れて欲しいものですね!

テーマ:洋画 - ジャンル:映画

【2008/05/28 22:26】 | モンティ・パイソン(仮設) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Always Look On The Brightside Of Life!
モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 完全版モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 完全版
(2008/05/21)
ジョン・クリーズ(納谷吾郎)エリック・アイドル(広川太一郎)

商品詳細を見る


 グレアムの悲惨な顔は見るとつい笑ってしまうのは何故でしょう?(酷い奴め)

 モンティ・パイソン劇場版二作目にして世界各国で上映禁止が相次いだという問題作。今の時代ですら『ダヴィンチ・コード』があれだけ騒ぎになるヨーロッパですから、30年近く前にキリスト(と似たような運命をたどる男)の話をこれだけ茶化したらそりゃ大問題にもなるわな…でも禁止されたら観にいきたくなるというもの、わざわざ上映している地域までバスで行くなんていうツアーも組まれたそうで(笑)


 この物語、あくまでも「ユダヤ人ブライアン」が、「たまたまキリストと同じような運命を送る」話です。最初の企画では実際にキリストの人生にしようとしていたようですが…
 オープニングのギリアム謹製アニメと曲からして笑っちゃう。「ブライアンは少年になった、××だって掻いちゃう」って、そんな真剣に歌わんでも…

 今回「完全版」だからってことかどうかは知りませんが…頼むからボカシ位入れてよ…グレアムのボールエンバッツ(死)なんて見たく無かったよ…・あと向こうではヘアはOKなんでしょうか?
 おかげでせっかくまたテリーJが脱いでたのにインパクト薄(爆)あと元病人のマイケルがやたらと良い身体でびっくりした(…)



 色情魔的観点はこれくらいにしておくとして。ユダヤの民のレジスタンス組織の抗争話とか、あさま山荘みたいな学生運動っぽくてやっぱり時代的にパロってるんでしょうか。

 「僕はメシアじゃない!」とガクガクしながら叫んでるブライアンですが、何を言ってもついてくる信者たち。宗教っていう存在自体に対する凄い皮肉。そしてあのラストですが、結局宗教は人間にとって不満の捌け口なんだな、と。救世主はその槍玉に挙げられる。
 でも個人的にブライアンの説教(笑)は好きだなぁ。「僕たちは一人一人個人の人間です」とか。この考えはキリスト教的観点から見るとどうなんだろう。


 あとあれだ。自分たちの栄光を無邪気に信じ続けていつまでたっても怠惰なローマ人とやらなきゃいけないことはわかってるのに言葉ばかりで何も行動しない解放戦線のメンバー(役員ばっかり)、動かないのはどっちも同じだけれど本当にダメなのはどっちだ、ってね。そんな世間で暴風が吹き荒れる中、保守的なブライアンの母ちゃんが一番まともに見えてくるってのが怖いです。テリーJのペッパーポット素敵過ぎます。


 パイソンズが作ってるんだからストーリーはとことんナンセンスでブラックだけど、最後エリックの歌う『Always Look On The Brightside Of Life』で全てが救われるって、凄い(あくまで観客のみだけれども)ほんとこれ名曲だと思います。人生の明るいほうだけ見ていこうよ、って。歌詞は著作権の都合上載せたらまずいかと思うので(何せがめつさで有名なエリックだから!けどそこも好きだよ!)省きますが、元気が出てきます。気が楽になります。映画ではもう場面が場面だけに逆に笑えてくるけれど。
 


 一番好きなところは壁の落書きのシーン。ジョンとグレアムの掛け合いが物凄くいい。それと何故宇宙。映画製作前後に公開された『スター・ウォーズ』の影響とみてよろしいか。

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/25 22:39】 | モンティ・パイソン(仮設) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
だって関西人だもん
Stop Drop and Roll!!!Stop Drop and Roll!!!
(2008/05/20)
Foxboro Hot Tubs

商品詳細を見る



 この前届いた『ホーリーグレイル』『ライフ・オブ・ブライアン』、観にいった『アイム・ノット・ゼア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の感想を書こうと何度もタイプするのですが一向に考えがまとまりません。スランプ…?血の巡りが悪いだけとも言いますよ。


 よって本日はちょっと話題を変え音楽の話。6/25に発売されるFoxboro Hot Tubsのアルバム『Stop Drop And Roll』。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがこれ、小土井の好きな某グループの覆面バンドなんです。買おうか買うまいか悩み中で悶々としています。バイトをやめたため真剣に小遣いが無いのです…誰かお恵みを、元病人です!(このネタ分かる人いるかなぁ;)


 音楽についてはほんと詳しくないのですが(オリコンもまともにチェックしない不届きものです故)ちょっといつものイメージとは違うそうで…何でも「60年代ガレージロック風」だとか、専門用語で言うと。打ちながらもチンプンカンプンなのが悲しい…;
 でもyoutubeでちょっと聞いてみたらなかなかよい感じ…これだけ悩んでも最終的には買ってしまうのであろう意志の弱さ(涙)

 正直邦楽ならレンタルになるまで待ちます、シブチンです。でも洋楽は一年経たないとレンタルが回ってこない…
 近所の店に輸入版置いてないかなぁ…(お前どれだけがめついんだ)ちなみに紹介しているのは輸入版です。
【2008/05/24 23:07】 | 日常 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アメコミぞめき
 某紅茶会社喫茶部の苺タルトですっかりご満悦な安い女小土井ですが、こんなにのんきにしていられるのも今日が最後。来週の火曜日までに命がけで研究発表のレジュメを完成させねばなりません。とりあえず明日提出のレポートを何とかしなければ;;

 
 映画情報を見ていたのですが、今年はアメコミ原作の映画が凄いですね。8月公開の『インクレティブル・ハルク』をかわぎりに『アイアンマン』『バットマン・ダークナイト』と…それぞれ主演がエドワード・ノートン、ロバート・ダウニーJr、クリスチャン・ベールですか…揃いも揃って私のツボなすてきっしょいところを…


 ハルクはまだエリック・バナ版は未見なのですが、ロバート・ブルース・バナー博士は困った顔をしている人が演じなければならないと決まっているのですか。そしてヴィラン役にティム・ロスという…私に見に行けという映画会社の命令のようですね(苦笑)

 『ダークナイト』はもう最初から見に行くの決定だし(笑)ロバート・ダウニーJrがヒーローってだけでもう一見の価値がありそうだし。


 最近のアメコミ映画は主人公の生い立ちを深く抉ってみたり、わりと重苦しい、高級化されたものが多いですね。でもクリストファー・ノーラン監督の描く重厚なブルース・ウェインも好きだけど、とことん娯楽に徹していたティム・バートン監督のバットマンはやっぱり素敵なわけで。だらだらカウチポテトをしながら見るような気楽なもの、この爽快感こそ…と心の片隅で小さく思っているのは私だけでしょう
か?



 ちなみにバットマン好きの小土井が思う各映画のバットマン/ブルース・ウェイン。

 ・マイケル・キートン→ヴィランがあまりにも強烈なのに比例して(ジャック・ニコルソンとダニー・デイビッドって;)バットマンもちょっと悪人面(こら)ティム・バートンのゴシックで醜悪な世界観にマッチしてる。「バットマン」という意味では疑問が残るけど、「映画」としては一番好き。

 ・ヴァル・キルマー→何気に好きなんだけどな…ドラなお坊ちゃん。そこそこ潔癖でそれに付随するヘタレ具合とかも。映画の明るさも一番好み。ヴィランもいい味出してる。個人的にはもうちょっとトゥー・フェイスの描き方を工夫してほしかった(オタク的発言)

 ・ジョージ・クルーニー→ケイブに女囲ってそう。ロビンとバットガールの子守。物凄く不遜な感じ。歴代バットマンでバトロワさせたらこの人が勝つに違いない。でもアルフレッドがいなければ何も出来ない。

 ・クリスチャン・ベール→ビジュアル的に一番ブルース・ウェインしてる。絵に描いたようなお坊ちゃま。品があるなぁ…でもやっぱり映画の描き方の問題か、自己の内側にひたすら篭ってしまう姿は見ていて苦しいときがある。そこが良いのだけれど。ますますの活躍を期待します。あとアルフレッド最強伝説。

 ベール版は三部作になるそうだけれど、噂になってるスーパーマンとのコラボレーションは実現するのでしょうか?そしてロビンは出てくるのでしょうか。 
 


 そしてアメコミも良いけれど日本の漫画(アニメ?)も頑張ります↓

 

 真田広之さんは何をなさっているのでしょうか(笑)

テーマ:公開予定前の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/21 22:56】 | 敬愛する監督・俳優 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
やったー!
 明日『ホーリーグレイル』と『ライフ・オブ・ブライアン』が届きます!!楽しみは無傷のままで取っておきたいのでyoutubeもニコニコ動画も一切見ずに我慢していた甲斐がありました…合計6000円の幸せ。ささやかな喜びを潰れるほど抱きしめて生きています。たとえ財産が底を尽きそうでも明日講義が7時まであろうとも。

 嬉しいので最近新設されたニコニコ動画ツールを使ってみます↓





 代表的スケッチ「死んだオウム」。ジョンのテンションの異常さとすっとぼけたマイケルの組み合わせがとても素敵。

 
 『ホーリーグレイル』の方の音声解説がテリーJ&テリーGにジョン&エリック&マイケルの2パターンで、『ライフ・オブ・ブライアン』がテリーJ&エリック&テリーGとジョン&マイケル。なんだか作為的なものを感じるのは気のせいですか。ほかにも特典映像が豪華で嬉しいことこの上ないです。
【2008/05/19 23:52】 | モンティ・パイソン(仮設) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
駒鳥はアルコール依存症
ロビンフッドの冒険ロビンフッドの冒険
(2006/12/14)
ベイジル・ラスボーン、クロード・レインズ 他

商品詳細を見る



 ケビン・コスナー版もショーン・コネリー版もまだ見たことは無いので比較は出来ないのですが、小さい頃ディズニーでちょっと齧った愉快な狐さんのイメージが完全に崩れたことは確かです。


 テクニカラーですけど、戦前の作品なんですね…だからと意気込んだのか、衣装の配色が物凄い;目がチカチカするほどカラフル。赤や紫の悪趣味な原色が氾濫する中、ロビンは一人目に優しい緑色。それにしても何でアメリカ人っていうのはあんなにタイツが好きなんでしょう…;

 ストーリーは非常にオーソドックスで。エロール・フリン演じるサクソン貴族ロビンは異国の地で捕らわれている獅子王リチャードに忠誠を誓い、悪政を敷くジョン王を懲らしめるため大暴れ。そして出会うは運命の女性マリアン。勧善懲悪式の娯楽作。

 
 エロール・フリン(何でうちのパソコンはいちいち”不倫”って出てくるんだ;)といえば当時の映画界を代表するスター。私生活がグダグダでも、銀幕の中ではほんと「快男児」って感じなんです。マーティン・スコセッシ監督作『アビエイター』で、ジュード・ロウがカメオ出演しているのですが、そのときの役柄がフリンです。

 ロビンに扮し縦横無尽に駆け回るフリン、とことんやんちゃです。タック坊主やリトル・ジョンを仲間にするときの誘い方や挑発の仕方がいちいち子供っぽい。後ろから飛びついたりまだピチピチ跳ねてる魚を服の下に入れたり。そして弱い、しょっちゅう川に突き落とされる、叩きのめされる。
 そしてこれほど笑い声がムカつくヒーローというのは古今東西探してもそういないんじゃないでしょうか(笑)「はっはっは」って感じの。

 でも、気楽なんだよなぁ…彼の明るさは。日本人にとって、アメリカのムカつきつつも憧れる軽薄さ(別に否定している訳ではないのですが)の雛形。フリンとダグラス・フェアバンクスあたりがこの手のヒーローの王道なのかな…そういえばフェアバンクスもロビンフッドを演じているみたいですね。


 「付き合ってくれなきゃ衛兵の上に落っこちて死んでやる」とマリアンを慌てさせるロビンですが、フリンはマリアンを演じたオリヴィア・デ・ハヴィランドに一方的に恋していたようで(何度も共演しているのですが)酔った勢いで彼女の家に押しかけた挙句たたき出されたという逸話も残っています。
 そしてハヴィランド、実は日本に縁のある女優さんでして、父親が東京帝国大学のお雇い外国人だったため東京虎ノ門生まれという…未だご健在のようで何よりです。


 
 今日は学校が午前中だけだったので『ゼア・ウィル・ビーブラッド』を見てきました。ダニエル・デイ・ルイスは『ギャング・オブ・ニューヨーク』で衝撃を受けて以来ですがやっぱり怖い。アカデミー賞受賞の演技とはこんな感じなのか…それとポール・ダノ!(『リトル・ミス・サンシャイン』のお兄ちゃん)ちょっとこれから注意して見守る必要の俳優さんですね。また整理しだい感想を書きます。

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/16 23:56】 | DVD | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
「サラダ記念日」はここから取られたのだよ(大嘘)
 さっき『ワイルド・バンチ』を見ていたのですが、これの感想は後日書くとして。パイソンズがネタにしていたのでなんだか笑えてしょうがなかった…ウィリアム・ホールデンのナイスジジィぶりはとても素敵だったのですが…




 鼻を啜り続けるエリック紹介するはサム・ペキンパー監督最新作『サラダ・デイズ』(架空の映画です、念のため)ピクニックをしているみんなのもとにやってきた青年(マイケル)は誰か一緒にテニスをしないかと声を掛けます。これが悲劇の発端だったのです…

 確かにサム・ペキンパー監督の映画は暴力的だし血がドバドバ出るけどさぁ…(笑)軽快なバックミュージックは監督の無駄に(ほめ言葉)秀逸な音楽をパロっているのだろうか;
 当時のイギリスでニューシネマという存在がどれほど衝撃かつ脅威として受け止められたか手に取るように分かる作品。パイソンズはペキンパー監督の暴力美学を野蛮だと感じていたのでしょうか。

 ポンプを使った噴水の如く湧き出る血の描写は我らが黒澤明監督が『椿三十郎』で初めて使用したと言われていますね。ばったり倒れる仲代達也の驚き顔は演技じゃなかったとの話もありますが、このスケッチは幾らなんでも出血しすぎ…

 女性たちが血塗れでのたうち回ってるマイケルを膝枕して談笑しているシュールさが異常に怖いのですが、この乾いた感じと大衆の無関心さっていうのもニューシネマ?と勘繰るのは幾らなんでも邪推ですか。ただ最後の最後に射殺されるエリックのスローモーションは明らかにペキンパー風だというのは分かりましたよ。


 ちなみに「salad days」と言うのは「お気楽な青春の日々」という慣用表現だそうで、野菜も俵万智とも関係はありません。
【2008/05/14 22:44】 | モンティ・パイソン(仮設) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
泣いて血を吐く不如帰
 「ああつらい!つらい!もう――もう婦人(をんな)なんぞに――生まれはしませんよ」と絶叫してお亡くなりになったのは某帝国武官夫人の浪子さんですが、小土井も女の身、不自由さというのを身に染みて感じるときがあるのでございます。


 要するに『闇の子供たち』の上映会&阪本監督と主演の江口洋介を交えたティーチ・インが16日東京で開かれるのですが、見事に応募し損ねたという話です。
 本日11時半ごろ、眠い眠いさっきうっかり『オール・ザット・ジャズ』を見てロイ・シャイダーの演技に歓喜の身震いなんかしてるからレポートが書けないんだ馬鹿野郎と精神にバラ鞭をくれながら、まとめの直前まで書き上げたときの話。ぱらぱらとサイトを見ていたら公式サイトで上記の告知に遭遇。

 ちょうどその日は授業が午前までで、今まで貯めていた貯金を出せば昼の高速バスに飛び乗って東京へ向かうことも出来たはずなんです…ふむふむ、締め切りはいつまで…って今日?!;
 私が男であったならば、らくらく行けたんですよ…でも、うちの両親(特に小土井父)は過保護というのか封建的なのか、以前似たようなことがあったときも説得するのに時間が掛かってですね…いや、当たり前なのかもしれないけれど。



 涙をこらえてウインドウを閉じ、先ほどレポートを書き上げました。あと数分で今日が終わりを告げます。今更寝ている両親を叩き起こして悶着する気力も何も私には残っておりません。


 ああ、涙は新たに泉と湧きぬ。今から明日のために不貞寝します。
【2008/05/12 23:57】 | 日常 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
なんだよてめぇ、お笑い路線行ってたんじゃないのかよぉ
 新しいバイト探しに勤しまなければならないはずなのに『20世紀少年』を立ち読みしてきた小土井です、駄目だこりゃ。
 とりあえず10巻まで読んできたのですが、面白いですねこれは。浦沢直樹氏の漫画は以前から好きで、できるだけチェックするようにしていたのですが…『PLUTO』も単行本が出れば立ち読みしてます(金を出して買え)

 
 しかしトヨエツ(ファン)、めっちゃいい役貰ったみたいですなぁ(ニヤニヤ)唐沢寿明ってちょっとオーバーな感じと財前五郎先生のイメージが強すぎるのでどうなの?と思っていたのですが、原作見る限り十分ありなんじゃないかな、と。

 邦画では珍しい三部作構成、相当力が入ってるようですね…しかも監督があの堤幸彦。私モロに『池袋ウエストゲートパーク』や『トリック』の世代なのに、一番ショッキングだったのが『溺れる魚』だったって、ヘンタイにもほどがあります。


 何にせよ凄く楽しみなので…というか、それまでに原作読んじゃおう…


 ところで『MONSTER』のハリウッド映画化はどうなってるんですか。

テーマ:公開予定前の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/11 14:51】 | 日常 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
孤独は全てファンタジー
トカレフ ニューマスター・デラックス版トカレフ ニューマスター・デラックス版
(2005/12/22)
大和武士、佐藤浩市 他

商品詳細を見る



 今日明日とレポートに悩まされると思うので元気のあるうちに(現実逃避とも言う)
 このブログで邦画の感想書くの初めてですね。


 小土井の敬愛する阪本順治監督の作品。キャストは大和武士、そして今回がファーストコンタクトで、この後阪本映画の常連となる佐藤浩市。今ではナイスミドルですが、若い頃は凄く反抗的で拗ねた眼をしている。


 たまたま(?)二人の男の手に渡ったトカレフが彼らの人生を狂わせていく。一人は平和な家庭を破壊し、もう一人はその復讐を誓う。監督の映画は結構ヴァイオンレントだし、かなり暗いんですよね。この映画はその最たるもの;


 大和武士は最初「大根…」とか思ってたんですけど(というかボクサーフェチ?で知られる監督のことですし『どついたるねん』『鉄拳』でも使ってたしそこからかなぁと思ってたんですが)映画後半を過ぎると途端に良くなってくる。執念なんて言葉を超えた暗さとドロドロしたもの。
 対する佐藤浩市の孤独、あれ、確実に監督の分身じゃないですかね。「笛吹いても踊ってくれなかった、葬式の唄歌っても誰も泣いてくれなかった」って…苦しい。何でこんなセリフ…キたよこれ、泣きそうになった;

 
 冒頭の松村の孤独感って、まんま『タクシー・ドライバー』のトラビスなんですよね。でもトラビスの中には絶対的な確信(ベトナム戦争以前のアメリカの欠片)が埋め込まれていたのに比べ(尤もそれは「そこにある」だけでまったく意味を成していないし、その存在が徹底的に叩き潰されるのがニューシネマなんだろうけど)松村はどうしようもなく不安定な存在です。どこまでも空虚。西海一家を狙ったのはそれこそ「誰も踊ってくれない」世界で主導権を握るため。そのための道具が「トカレフ」だったわけですが…手に入れても結局孤独だったなんて。どうすればよかったんだよ、と。


 対する西海は子供を殺され妻を奪われそして自身は喉を潰されるという大怪我を負います。復讐を誓った瞬間からが彼の本領。理不尽への怒り。それ一つに先鋭化された姿はある意味喜劇的に見えるくらい。松村が「モヒカン」以前のトラビスなら西海は以後のトラビス?例えがおかしいな;とにかくどちらも奇形的存在。


 西海は最終的に松村の「閉じた世界」(監督がよく使っている言葉)に飛び込む。どうなろうと構わない。彼も今は同じ穴の狢。奪ったものと奪われたもの、追うものと追われるもの。一つの世界の中から出ることはできない。
 松村はたとえ子供ができて家庭を築くことができても、結局その世界から飛び出せなかったんだな…はじき出された西海にとってはどっちでも同じことだったとしても…いや、もしも変わっていたらあのラストにはならなかったかもしれないのに…ハードボイルドに見せかけてねっとりした情が絡みついてる二人の男の戦いはとことん陰鬱です。

 
 阪本監督の映画は、どんな現代劇であってもファンタジー、御伽噺のように思えます。非常に良い意味で、足がついていない。その不安定さに私は非常に惹かれるのですが(笑)


 あの風車?が燃えるシーンはぞっとしたけど綺麗だったなぁ…どこで撮影したんだろう。映画全体が重苦しく、前半の音楽を一切使わない不安になるシーンから後半の強い音で緊迫感を高めていくところまで、体調の悪いときに見る映画でないことは確かです。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

【2008/05/10 13:02】 | DVD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
今を生きずにいつ生きる
 ボブ・ディランのことを何一つ知らないのに『アイム・ノット・ゼア』を見に行ってきました。ヒース・レジャーの姿を見て思わずほろりと来た…


 なんでそんな無茶苦茶をしたのかというと、トッド・ヘインズ監督だし(『ベルベット・ゴールドマイン』は最高の青春映画だと思います)クリスチャン・ベールが好きなんです。ファンというのとは違うんですけど…最初見たのは『リベリオン』だったか、あのガン=カタに驚愕すると共に、こりゃ面白いな、とDVDを買いに走ったのがきっかけ。それからまぁ、ちょうど発売されたばっかりだった『バットマン・ビギンズ』やら名作『太陽の帝国』やらを見て…こりゃ凄い俳優さんだわい、と認識。

 そしてそのあとオタクがやりがちな出演作総ざらえの仕事に取り掛かったのですが…『マシニスト』『サラマンダー』『アメリカン・サイコ』『ニュージーズ』…この人を演技派と呼ぶべきか肉体派と呼ぶべきか、いまだに迷い続ける小土井です。身体張りすぎ。ロバート・デ・ニーロもびっくり。あれだけ身体を酷使し続けてたら、10年後くらいに突然ポックリ行っちゃわないか凄く心配です。でも面白いので注目はしていきたい(笑)


 映画自体は、やっぱりボブ・ディランを知らなかったらあまり楽しめないだろうな、というのは予想できる…いかんせん私自身がその「知らない」人間だからなぁ…でも『ベルベット・ゴールドマイン』を数倍混沌とさせたようなストーリーは、抜きにしても十分見ごたえがありました。また深い感想は後日書く予定です。



 通学電車の中でロバート・キャパの『ちょっとピンぼけ』を読んでたんですが凄く面白かった!バイタリティと好奇心と明るさと優しさが、彼の柔軟な目線を生み出したんだなぁと改めて思いました。図書館に写真集とかないかな…
【2008/05/09 18:30】 | 敬愛する監督・俳優 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
いつだって男は欲の皮、女は嘘の皮が突っ張ってる
永遠に美しく… (ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】永遠に美しく… (ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】
(2007/10/11)
メリル・ストリープ.ブルース・ウィリス.ゴールディ・ホーン.イザベラ・ロッセリーニ

商品詳細を見る



 タイトルは天野祐吉氏の著作から。知識人というものに反発したがる傾向のある小土井ですが、この方には心から敬意を払います!


 
 本題に入りまして。非常に珍しいものがたくさん見られる映画です。

 ・首が180度回転しているメリル・ストリープ
 ・おなかに巨大な穴が開いているゴールディ・ホーン
 ・気弱で非力で女に振り回されっぱなしのブルース・ウィリス

 間違い探しではありませんよ。


 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ』でおなじみのロバート・ゼメキス監督が送ります。
 一人の男を巡って女二人が争う、という単純なストーリーに見せかけて、そこに不老不死の薬なんてものが絡んでくるものだからさぁ大変!(魔女?役のイザベラ・ロッセリーニが非常に良い味を出してます)物事には何でも代償が付きまとう。彼女たちも薬を飲んで若返ったはいいが、思いもよらぬ事態に巻き込まれていきます。


 メリル・ストリープは小土井の憧れの女性なのですが、さばっとしているように見せかけて女の情念を演じさせたら驚くほど嵌ってる、というか怖すぎて夢に出てきそう。今回も若さに執着し続ける姿は凄惨過ぎ…
 対するゴールディ・ホーン。ストリープに男を奪われハンカチをかみ締めていたところから(本当に嚙んでたよ;)、いざ見返す段取りになったときの恨みつらみの大爆発具合の流れ。地味な人間である小土井は非常に共感できるところですが、どこか滑稽さを醸し出している。人気者と普通の人間。


 たとえ<ネタバレ>皮膚がボロボロ崩れたり身体が分解したりとまるでゾンビのような状態になっても、とりあえず見かけさえ美しければそれでいい?女性にとって「うつくしさ」とは永遠の課題なんですかね… 
 女が美しく着飾るのは別に他人に見せたいだけじゃない、どこか自らに浸る部分がないと生きていけないんじゃないでしょうか…勝負下着じゃないのにも関わらずパンティを選ぶのに時間を掛けるのは女性だけだそうで。
 

 で、タイトルに戻ると、欲の皮=経済力と仮定しまして。容姿は最悪自分の中だけで循環させることのできるナルシシズム的なものであるのに比べ、金なんて持ってるだけじゃしょうがない。それに付随する物欲、支配欲。対外的に発散させることが目的のものなんじゃないでしょうかね。劇中でウィリス演じる整形外科医は美しい二人の間をあっちへフラフラこっちへフラフラ、ヘタレなりに欲望に忠実です。けれどいざ女たちが結束=ナルシシズムの中に閉じこもってしまったら手も足も出ない。しかもそれが自分の手に負えないおかしな薬によるものだとしたら、もう最悪。(彼が「美容整形」という、ある意味女性を支配できる職業だったっていうのが凄く皮肉)


 男性のゼメキス監督は女性のこのグルグル具合を奇異なものとして眺め、苦笑いしていたんだろうな。ブラックなコメディで、爆笑の後にはヒヤリとしたオチが待っています。
【2008/05/07 18:03】 | DVD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アメリカン・フロンティア精神の体現者になる前に
クラシック名画シアターVOL6 ユタから来た男+群衆クラシック名画シアターVOL6 ユタから来た男+群衆
(2006/06/25)
ジョン・ウェイン

商品詳細を見る



 昨日は高校時代の友人とカラオケで歌いまくり、今日は母の実家で田植えでした。激しいギャップです。まだ筋肉痛は来てない…というか、これで明日の朝腰から下に激痛が走ったりしたら本気で凹みます。どれだけ体力無いんだ(涙)


 流石にアマゾンでは売ってないみたいですが、この前百均にて300円で売ってたDVD(ややこしい)『ユタから来た男』を見ました。全然売れてない頃のジョン・ウェイン主演映画なんですが…300円だったら見てもいい。
 一部でカルト扱いされてるのですが、白馬に跨ったウェインがギターを爪弾きながら颯爽と登場(歌もついてるんだけど明らかに吹き替え)してきた時点でもうC級決定、みたいな。というかむしろこのシーンだけで300円の価値があると思います(笑)後年の渋い騎兵隊将校の貫禄は微塵も感じられません。


 映画の内容自体もあまりやる気が…というか、『歌うカウボーイ・シンギング・サンディ』としてシリーズ化する予定だったようですが、ウェインがこの役を演じるのを物凄く嫌がったためおじゃんになったそう。そりゃそうだわな、と納得してしまう;

 ギターを持った渡り鳥な主人公デュークが、保安官に頼まれてとある街のロデオ大会で甘い蜜を吸っているギャングたちを懲らしめる、という話なのですが、水平に構えて撃った弾が屋根の上の敵に当たったり、ロデオ大会のシーンが全てどこかの実写フィルムからパクってきた奴だったり、突っ込みどころは多々あります…51分でも長いと感じるくらい。

 でもとりあえず、ウェインの乗馬技術の巧みなこと…アメフトでプロからスカウトが来るほどだったという運動神経は伊達じゃありません。193センチの長身が繰り出す迫力と身軽さ。馬に飛び乗るシーンとか、本当にかっこいい。


 ラストは超ハッピーエンドだし、気軽に見られます。いやー、しかし弾き語りは無いだろう(笑)(笑いすぎ)

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/06 23:18】 | DVD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
She Wore a Yellow Ribbon!
アパッチ砦アパッチ砦
(2005/04/23)
ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ 他

商品詳細を見る


ジョン・フォード&ジョン・ウェインコンビで上のタイトルと来たら『黄色いリボン』の感想がくるだろうと思ったあなたは私の友達ですが今回は同コンビの別作品を。(お前のジョークはわかりにくいよ)


 フォード&ウェインの騎兵隊三部作のひとつめ。小土井は父の影響でこの人たちが大好きなのです…ウェインの大柄な体格は馬に乗ったらほんとによく映える。大学時代クララ・ボウと寝たっていう武勇伝も素敵です(笑)
 
 で、彼がいつものごとく無骨だけど情に厚い大尉を演じれば、エリートで厳格な大佐役にヘンリー・フォンダを。フォンダ親父のまつげバシバシな目は娘さんにばっちり受け継がれましたが、となると息子さんはお母様似でしょうか。
 ウェインが黒澤明でいうところの三船敏郎なら、フォンダ父は仲代達也ってとこかな?二人とも監督映画の常連です。

 そしてメンソレータム・ガールことシャーリー・テンプルちゃんがフォンダ父の娘役で出ているのですが…あんまり可愛くないんだよなぁ(苦笑)大人になっちゃったら。背が低い、童顔の女の子なのですが、体調が悪かったのか台詞を噛みまくりでハラハラします。あ、テンプルちゃんと息子の仲を応援する頑固親父であり古き良き軍曹オルークを演じているワード・ボンドもフォード映画の常連さんでいい味を出してます。この前『リオ・ブラボー』で見たばかりだよ!


 南北戦争で戦功を上げられず、娘とともにアパッチ砦にやってきたサーズデー中佐。彼は早く活躍してこんな僻地を抜け出したいとヤキモキ、しかも娘は若い将校と恋に落ちてしまい「お父さんは許しません!」と頭を抱えること頻り。そんな彼らを見守ってやれやれとあの茶目っ気と渋さが混ざった笑顔を浮かべているのはインディアンに詳しい古株ヨーク大尉。そんなある日、かねてからこの地方を暴れまわっているアパッチ族が騎兵隊員を惨殺する事件が起こり…


 ジョン・フォード監督の映画はどの一シーンを切り取っても絵になりますよねぇ…馬を駆るシーンの迫力なんか、今の時代でもこんな映像撮れる人そういないんじゃないか。なのに徹底した娯楽作品。馬鹿の小土井も彼の映像の整然具合はわかります。
 制服フェチな小土井はあの騎兵隊の格好とお馬さんの蹄の高鳴り、『黄色いリボン』の曲が流れるだけでわくわくしてしまうのです…女の子の衣装も可愛いし、あの砂埃にまみれた空間もなんだかかっこいいし。
 酔っ払って二等兵に格下げされる軍曹たちや、新任兵を騎兵隊に仕上げる方法はアメリカン・マッチョな感じですごくおかしい。カナヅチを泳げるようにするにはとりあえず水に突き落とせ、の戦法です(笑)テンプルちゃんとオルーク中尉の恋の行方もむずむずするような可愛い感じで。
 今回はダンスシーンが結構あったのですが、サーズデー中佐のステップのあまりの軽やかさに思わず笑ってしまった小土井です。フォンダ父ダンス上手すぎ(笑)
 


 さて、今回美味しいところはウェインではなくフォンダ父ががっつり攫っていきました。大尉の忠告を無視してアパッチに突撃をかける中佐。もちろん惨敗、撃たれて伸びているところを大尉に助けられます。その後のくだりが素敵。
 「私のサーベルを」
 「サーベル?」
 「指揮に戻る」
 「連隊は壊滅です。もう手遅れだ」
 「君の意見は聞いていない。いずれ君が指揮官に…そのとき好きに指揮しろ 早くサーベルを―何か質問は?」
 満身創痍ながら馬で去っていく中佐の後姿に向かって「…ありません」と呟く大尉。


 自業自得っちゃそうなのですが、中佐の後姿は悲壮感漂う中なんとも美しい。責任とか、活躍できなかった無念とか、すべてをひっくるめて背負って立つ男の美学。日本の時代劇にも通じるものがあります。(というかそもそも黒澤明の映画に大きな影響を与えたのがこのジョン・フォードで)
 


 ワンコインDVDでの豪遊。ぼちぼちとまたその魅力を紹介していきたいです。

テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画

【2008/05/01 23:54】 | DVD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |